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やけどには適切な処置が必要!対処法の基礎知識について

やけどは大人になってもする機会が多いものです。やけどをしたときにはすぐに冷やすことが習慣になっていますよね。

しかし痛みをやわらげるためには、症状によって異なる対処法を用いることを知らない人も多いようです。

そこで今回は、やけどの原因と症状や、やけどをしてしまったときの正しい応急処置の方法、やけどに酸化亜鉛が配合された塗り薬がよい理由、やけどの痛みをやわらげる方法などについて、お話ししたいと思います。

やけどの原因と症状について

やけどは皮膚をはじめとする身体の表面の一部に、熱や化学物質が接触することでおこります。軽度の場合は皮膚の表層に損傷を受けるだけで済みますが、重症になると脂肪や筋肉、骨など身体の深部構造に達することもあります。

人間はやけどをしてしまうと組織が傷つき、そこから体液が漏れ出して腫れがあらわれます。そして肌の表面が損傷することでバリア機能が低下し、感染症を引き起こすことも少なくありません。

やけどの深度とその症状について

やけどは深度によって症状が変わります。

Ⅰ度

表皮のみの損傷を「Ⅰ度」といい、日焼けもここに分類されます。皮膚が赤くなる、腫れる、ヒリヒリするなどの症状がみられるほか、一時的に色素が沈着することもあります。ですが数日で自然に治まり、やけどの痕が残ることもありません。

浅達性Ⅱ度

皮膚の真皮の上層部分まで損傷を負うやけどを「浅達性Ⅱ度」といいます。皮膚の赤みや浮腫性腫脹、水ぶくれなどが起こります。水ぶくれが破れることでただれることがあり、痛みや灼熱感を感じることが多いです。

深達性Ⅱ度

皮膚の真皮深層まで損傷するやけどを、「深達性Ⅱ度」といいます。皮膚の赤みや水ぶくれ、びらん、浅い潰瘍などがみられ、軽い痛みが起こり、水ぶくれができた部分の皮膚が白くなります。治るまでには1カ月以上の時間が必要で、軽い瘢痕が残ります。

Ⅲ度

そして皮下組織まで損傷するやけどを「Ⅲ度」といいます。痛みを感じる神経も焼けてしまっている状態なので、痛みを感じることはありません。

場合によっては、肌の表面が壊死していることもあります。損傷した皮膚の表面は白く乾燥し、焦げていることもあり、水ぶくれはできません。

瘢痕がくっきり残りケロイド状になることがあるほか、皮膚が引っ張られる感覚が残る、機能障害が起こるなどの後遺症が残ります。

やけどしたときの応急処置とは?

やけどをしたときには、まず流水で15~30分ほど、しっかり冷やすのが基本です。その際、流水を患部に直接充てるのではなく、少し上にあてるのがポイントです。

基本的には、痛みが治まるまで冷やしましょう。衣類を着たままやけどを負ったときには、その上から冷やすのが大原則です。

そしてやけどの応急処置は、部位によっても異なります。

手や足にやけどをおった場合

手や足のやけどは、蛇口から水道水を出し続けて冷やしましょう。

顔や頭にやけどをおった場合

顔や頭にやけどをおった場合には、シャワーで水をかけ続けます。流水をかけるのが難しい部位の場合は、氷水で冷やし、タオルを当ててください。

目や耳にやけどをおった場合

目や耳にやけどをしたときには、保冷剤や氷を包んだタオルをこまめに交換しながら冷やすのが基本です。

この際、氷や氷嚢を患部に直接あてると皮膚が冷えすぎて凍傷をおこすことがあるので、注意が必要です。

全身または広範囲にやけどをおった場合

全身または広範囲にやけどをおったときには、水をためた浴槽に身体をつけたり、水にひたしたタオルで全身を包みましょう。

この際も低体温症にならないよう、体温を下げ過ぎないことが大切です。

やけどには酸化亜鉛が配合された塗り薬がよい理由

やけどしたときのケア方法の一つに、軟膏を塗るという方法があります。軽度のやけどの場合には、酸化亜鉛が配合された軟膏を処方されることが多いです。それは酸化亜鉛には患部を保護し、炎症をやわらげる効果があるからです。

酸化亜鉛の軟膏を塗ることで、患部からの浸出液を吸収し乾燥させてくれるほか、皮膚の再生をサポートし、傷の治りをよくする働きもあります。

酸化亜鉛は消炎作用が穏やかなので、ステロイド系の外用薬のような即効性はありません。そして皮膚を保護するために、長期間使っても安心な薬なのです。使い方としては、やけどの症状に応じて、1日1~数回塗布します。

やけどが重症の場合はステロイド系外用薬が用いられるほか、抗生物質が処方されることが多いです。

また患部から細菌が侵入するのを防ぐため、非固着性のガーゼなどで覆うなどを処置がとられることが多いです。

やけどの痛みをやわらげる方法も実践しよう!

やけどの痛みも、症状によって異なります。Ⅰ度の場合は、患部を冷やしたり、軟膏を塗ることで痛みがやわらぐことが多いです。

Ⅱ度の場合は、湿潤療法を採用している、専用の絆創膏を貼ることで痛みがやわらぎます。

症状がひどいときにはセルフケアで治そうとせず、きちんと皮膚科を受診しましょう。適切に治療してもらうことで、やけどの痕が残りにくくなります。

痛みが強いときには、きちんとお医者さまにその旨を伝え、対処法をアドバイスしてもらってくださいね。

        
        

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