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きれ痔になるとどんな症状が起こるの?治療方法とは?

排便時に痛みを感じ、トイレットペーパーで拭いたときに出血しているのを見つけた経験は、誰もがあることと思います。その原因は、実は「きれ痔」かもしれません。

きれ痔は、いぼ痔や痔ろうと並ぶ、肛門の三大疾患の一つですが、症状自体は重いものではありません。ですが、何度もきれ痔をくり返すうちに、重症化することがあります。

そこで今回は、きれ痔とは何か、その原因と症状、悪化するとどうなるのか、治療方法などについて、お話ししたいと思います。

きれ痔ってどんな病気?その原因は?

きれ痔とは、便秘や下痢になることで、肛門上皮といわれる部分が切れてしまう痔のことで、便秘気味の女性に多く発症します。

排便をするとき、肛門の皮膚が伸び縮みするものですが、便秘などで便が硬くなってしまうと、それが通過するときに皮膚が耐えきれず、切れてしまうことがあるのです。

とはいえ、きれ痔の原因は便秘だけではありません。下痢が続いても、きれ痔になることがあります。これは、下痢便に含まれる水分が、肛門の皮膚をただれさせてしまうからです。つまり、便通の状態がよくないひとは、誰でもきれ痔になる可能性があるということです。

きれ痔が起こる原因の一つに、排便時に強くいきむことがあげられます。腹圧を強くかけ、無理に便を出そうとすることで、硬い便が肛門の皮膚を傷つけてしまうのです。同様に、出産の際に腹圧がかかることで、きれ痔を発症するママもいます。

きれ痔を発症するのは、20~30代の女性が圧倒的に多いです。これは、女性が便秘がちなことと、妊娠中の女性はホルモン分泌により便秘しやすくなるからです。

とはいえ老若男女を問わない病気なので、日頃から便通の状態も含めて、気をつけておく必要がありますね。

きれ痔の症状は?悪化するとどうなるの?

きれ痔は、「急性裂肛」と「慢性裂肛」に大別されます。

急性裂肛

急性裂肛とは、硬い便や下痢をして、肛門がヒリヒリ痛む状態のことをいいます。排便時に痛みや出血を伴いますが、傷自体は擦り傷のように浅く、数日で治まるのが一般的です。

慢性裂肛

慢性裂肛とは、急性裂肛を何度もくり返すうちに傷が深くなり、治りが遅くなることで、慢性化した状態のことをいいます。悪化すると潰瘍ができることもあり、そうなると排便時だけでなく、排便後も強い痛みが続くようになります。

そして、きれ痔を何度もくり返していると、切れた部分の皮膚が硬くなり、その付近が狭くなってしまったり、傷あとがおできのように盛り上がってしまいます。それが「いぼ痔」です。

そうなると、自然治癒することはありません。また、きれ痔は肛門の皮膚に傷がついた状態ですので、そこから雑菌が侵入しやすくなっています。そのため、放っておくと化膿することもあるので、注意が必要です

きれ痔の改善方法と治療方法は?

では、きれ痔を改善するにはどうしたらよいのでしょうか。

きれ痔の改善方法

まず、生活習慣を見直すことが一番です。きれ痔の原因のほとんどが、便秘と下痢です。つまり、便の状態がよくなれば、きれ痔になることはありません。食物繊維やビフィズス菌を意識して摂ることで、便秘を予防するとともに、水分もしっかり補給しましょう。

また、下痢につながる暴飲暴食や、冷たいものを摂り過ぎるのも避けることをおすすめします。そして、肛門を常に清潔に保つためにも、毎日入浴してください。同じ姿勢をとり続けないことも、きれ痔の改善には大事です。

きれ痔の治療方法

そして、きれ痔が何度も再発されるようなら、きちんと肛門科で治療を受けましょう。きれ痔の場合は、炎症を抑えるために薬物療法を用いるのが一般的です。

炎症を抑える消炎剤が処方されることが多いですが、症状に合わせて経口薬や座薬、軟膏などを使います。お医者さまの指示にしたがって、正しく薬を使いましょう。

ですが、便秘や下痢の症状を抑えるためには、内科を受診し、原因を見つけたうえで治療を行う必要があります。

神経性の下痢が続いている場合は、心療内科などの治療を検討した方がよいこともあるので、便秘や下痢の頻度に合わせて、病院を受診する順番を検討してみるとよいと思います。

排便のリズムをつくる

合わせて、排便のリズムをつくるのも、とても大切です。特に便秘のひとは、毎日同じ時間にトイレに入り、排便する習慣をつけることから始めましょう。最初はなかなかでないかもしれませんが、続けるうちに排便リズムが整ってきます。

下痢が続いているひとは、胃腸に負担が大きい刺激物を避け、特にきれ痔が治るまでは辛いものは控えるようにしましょう。

きれ痔にならないよう予防を心がけよう!

きれ痔を予防するためには、便秘と下痢を避けるのが一番です。日ごろから食物繊維の摂取と水分補給を意識し、刺激物やアルコールを控える食生活を心がけましょう。

そして、身体が冷えていることも、便秘や下痢に影響します。冷えは血液循環を妨げますので、シャワー浴だけでなく、湯船につかる日を設けるのおすすめです。

何より大事なのは、便意を感じたときに我慢せずに排便することです。その際、強くいきまないように注意して、きれ痔を予防しましょう。

        
        

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