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参蘇飲は風邪が長引くタイプの人向けの漢方!咳をはじめとした風邪の諸症状に効果を発揮する!

胃腸が弱くても安心して飲める!葛根湯では胃がもたれてしまう人に

風邪のときの漢方薬としては葛根湯がメジャーですが、なかには服用すると胃腸の調子が悪くなってしまう人もいます。

原因として考えられるのは麻黄という生薬で、これが入っているものは胃腸が丈夫でない人には向かないのです。

そんな葛根湯が使えない体質の人でも、安心して飲めるのが参蘇飲です。葛根湯に比べると耳慣れない漢方薬でしょうが、こちらも風邪の諸症状によく効きます。なかでも夏風邪や、なかなか治らず長引くときにおすすめです。

参蘇飲の特長

参蘇飲は冒頭で紹介したとおり、胃腸の調子を気にすることなく服用できます。胃がもたれたりして「副作用のせいで仕事が手につかない」なんて状態にならずにすみます。

この漢方薬の主要な生薬は人参、蘇葉、葛根で、これらは胃腸をすこやかにし、咳もやわらげてくれます。また、胃腸に負担のかかる生薬である麻黄は配合されておらず、この点が葛根湯との大きな違いとなっています。

同じような効能でも、体質別に複数選択肢があるのはうれしいですね。

味や飲みやすさはどんな感じ?

特異な甘みを帯びており、慣れるまでは飲むのに苦労する人もいることでしょう。

エキス剤、顆粒の場合はお湯に溶かして飲むよう推奨されています。これがもっとも吸収がよい飲み方となるので、味に抵抗が無ければこのまま手を加えないほうがよいでしょう。

しかし、味そのものや顆粒状・粉末状の薬が苦手な人、子どもに服用させたいときなどは、一工夫するとだいぶ飲みやすくなります。

たとえば、お湯で溶かした参蘇飲に砂糖、ココアパウダー、チョコレートシロップなどを混ぜると味がよくなります

カカオを含んでいる食品は味と香りが強いので、上に紹介した以外のものでも、参蘇飲の独特の味やにおいをごまかせるはずです。

また、服薬用ゼリーやオブラートを使用する方法もあります。それらで包めば、味もにおいも全く気になりませんし、喉を通りやすくなります。

参蘇飲に入っている12種類の生薬は?

人参

朝鮮ニンジンの根を乾燥させたものです。新陳代謝をうながし胃をすこやかにします。消化器官の不調のほか、風邪の諸症状などに効果があります。

蘇葉

シソの葉を乾燥させたものです。身体をあたため、体内に停滞しているものを発散させる効果があります。気管支炎のほか、こちらも胃腸炎など消化器官の不調や風邪の諸症状などを改善します。

甘草

カンゾウ属植物の根や根茎を乾燥させたものを用います。緊張をやわらげ、消化器官の不調を改善します。

茯苓

マツホド菌の菌核を乾燥させて外皮を除いたものです。病後などの体力回復・増強に効くほか、整腸、利尿作用もあります。尿障害の改善にも使われます。

半夏

カラスピシャクの球茎の外皮を除いて乾燥させたものです。身体をあたため、体内に停滞しているものを発散させるほか、気管支炎、消化器官の不調、不眠などにも効果があります。

陳皮

ウンシュウミカンの果皮を乾燥させたものです。咳、肩こり、夏バテに効くほか、整腸作用もあります。また、冷え性、神経痛、風邪の諸症状なども改善します。

葛根

クズの肥大根を乾燥させたものです。発汗・解熱作用があるほか、けいれんをしずめる作用もあります。風邪の諸症状、胃腸炎、下痢、軟便などを改善します。

桔梗

キキョウの根を乾燥させたものです。鎮静作用、咳どめ、膿を排出するなどの効果があり、気管支炎、咳、冷え性などを解消します。

前胡

ノダケの根を乾燥させたものです。解熱・鎮痛や咳どめの効果のほか、ねばり気のある痰を改善します。風邪の諸症状、気管支炎などに使われます。

生姜

生姜を蒸して乾燥させたものです。新陳代謝を高め、神経痛、頻尿、風邪の諸症状などを改善します。

大棗

ナツメの果実を乾燥させたものです。緊張をゆるめ、消化不良や下痢、軟便なども改善します。

枳実

ダイダイの未熟果実を乾燥させたものです。胃をすこやかにし、便通を整えます。

他の甘草配合の漢方との飲み合わせに注意して服用しよう

甘草が配合された漢方薬を服用する際は、偽アルドステロン症という副作用に気をつけましょう。

これは甘草に含まれるグリチルリチンという成分の過剰摂取により発症するもので、初期症状ではむくみ、体重増加、吐き気、動悸、頭痛、手足の脱力がみられ、高血圧や低カリウム血症などを引き起こします。

傾向としては男性よりも女性が多く、高齢者や、薬の影響を受けやすい身体の小さな人に発症しやすいとされています。

甘草・グリチルリチンは数多くの漢方薬のほか、西洋医学の薬や栄養剤など、一般に広く使われているため、それらの併用には注意が必要です

1日当たりの甘草の摂取量は、約5gを上限としてください。グリチルリチンとして記載されている場合は200mgです。

異常を感じた場合はすぐに服用をやめ、医療機関に相談してください。

        
        

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