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竜胆瀉肝湯は相談しにくい下半身の悩みを解決してくれる!

竜胆瀉肝湯は、女性に多い膀胱炎や子宮特有の悩みに効果的な漢方です。

竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)は、一般的に尿トラブルに使われる漢方薬です。しかし泌尿器や生殖器で生じている炎症を抑える作用もあるので、その効能は多岐に渡ります。

西洋医学は患部を叩いて治す方法ですが、漢方は元の原因を叩くんです。したがって、そこに繋がっているところが全部元気になっていきます。

竜胆瀉肝湯はたくさんの生薬から構成されているので、治すパワーはとても強いでしょう。しかしパワーが強い分、副作用もあるので注意は必要です。以上の点に配慮しながら、竜胆瀉肝湯で体調を改善していきましょう。

竜胆瀉肝湯の特徴

主薬(主な構成成分)は竜胆であり、「精神情緒や生理機能の調整をする五臓の肝に生じた熱や炎症を瀉(しゃ)する(不要なもの害のあるものを身体から取り去る)。」という意味で竜胆瀉肝湯と呼ばれています。

竜胆瀉肝湯は比較的体力があり下腹部筋肉が緊張する、冷え性でない人に向いています

効能として泌尿器関係は、膀胱炎・尿道炎・排尿痛・排尿困難・残尿感・頻尿・尿のにごりなどで、生殖器の異常としては膣炎・子宮内膜炎・子宮内膜症・陰部のかゆみなどです。

上記以外にも頭痛、耳鳴りや耳痛、目の充血、目やに、目痛、脇の張り、いらいら感、多量のおりものなど、多くの熱症状に効果があるとされています。

また竜胆瀉肝湯は不眠にも効果があります。不眠の原因は、自律神経の高ぶりです。その自律神経の興奮状態を抑える作用があることから、原因とする不眠・いらいら・怒りっぽさ・目の充血・はげしい頭痛などにも効果があります。

そして竜胆瀉肝湯にはストレスからくる炎症や神経の興奮を取り除く効能、全身の緊張や興奮を取り除く効能、体内にある余分な熱や水分を取り除く効能という3つの効能があります。

私たちは日々ストレスや暴飲暴食、睡眠不足、不規則な生活で発生した悪い熱を体に溜め込んで、その熱によっていろんな体の不調を感じています。

竜胆瀉肝湯は、そんな邪な熱を排除し、よいエネルギーを補充して体の中から元気にしてくれます。

味や飲みやすさは?

味の特徴として、苦味は強いですが多少の甘味も感じることができます。市販には錠剤タイプもあります。錠剤であれば苦さも気にならないので薬の苦手な方も飲みやすいです。

また病院では煎じる手間のない、乾燥エキス剤を用いるのが一般的です。エキス製剤はお湯で溶かして飲むとよい効果が期待できます。

食前または食間(食後2時間後)の空腹時に服用します。漢方薬は数種類の生薬が絶妙なバランスで配合されているので、食後すぐに飲んでしまうとお腹の中でいろんなものと混ざり合ってバランスを崩してしまいます。

空腹時のお腹の中は、生薬が速やかに吸収されるので漢方薬にはよい環境なのです。もし食前に飲み忘れても、漢方は続けることが大事なので止めたりせず、食後であっても飲んでくださいね。

竜胆瀉肝湯ですべての症状を改善させることができるとは言いません。しかし治りやすい体質に変えます。

何度も繰り返す下半身の悩みが多いときは手元に用意しておいて、いざというとき飲み、悪化しそうなときは病院で抗生剤を処方してもらう形にしておくと安心です。

竜胆瀉肝湯の9種類の生薬

竜胆瀉肝湯の生薬は次の9種類です。

竜胆(リュウタン)

リンドウ科トウリンドウの根茎です。色々な場所の炎症を鎮めるのに使われ、胃腸の働きを活発にします。

黄ごん(オウゴン)

シソ科コガネバナの根です。消炎・解熱薬として使われます。

山梔子(サンシシ)

アカネ科クチナシの果実です。止血・消炎・鎮静作用があります。

木通(モクツウ)

アケビ科アケビの蔓茎です。消炎・利尿・鎮静作用があります。

車前子(シャゼンシ)

オオバコ科オオバコの種子です。消炎・利尿作用があり、下痢止め効果があります。

沢瀉(タクシャ)

オモダカ科サジオモダカの塊茎です。水分代謝を調整し、余分な水分を排泄します。

当帰(トウキ)

セリ科トウキの根です。血の循環を活性化します。鎮痛・鎮静・強壮などに効果あります。

地黄(ジオウ)

ゴマノハグサ科アカヤジオウの根です。血中の熱を除去したり、補血の効果があります。

甘草(カンゾウ)

マメ科の甘草の根や根茎です。緊張を緩和させる効果があります。砂糖の50倍ほどの甘さを持ち、醤油やお菓子の甘味料にも使われています。薬効がある反面、副作用も多いので過剰摂取には気を付けてください。

竜胆瀉肝湯は急性期用なので、長期服用は避けましょう

また前述でも触れたとおり、竜胆瀉肝湯は強いパワーをもっているので飲み続けてはいけない漢方です。症状が改善したら服用をやめてくださいね。

初期症状に注意して欲しい副作用は以下のとおりです。

  • 偽アルドステロン症:血圧上昇、むくみ、体重増加
  • ミオパシー:脱力感、手足のけいれん・麻痺
  • 間質性肺炎:から咳、息苦しさ、息切れ、発熱
  • 肝障害:だるい、食欲不振、発熱、発疹、白目や皮膚が黄色くなる、尿が茶褐色
  • 発疹・じんましん

以上のような症状が現れたときは、すぐに病院で診察してくださいね。

また偽アルドステロン症は、配合生薬の甘草の大量摂取により起こすことがあるので、念のために注意が必要です。

そして竜胆瀉肝湯は熱を冷まして治療する方剤なので、冷え性の方には向きません。体の中が冷え過ぎると、菌に対する抵抗力が下がって症状を悪化させてしまう危険があるので注意しましょう。

また竜胆瀉肝湯は、薬性が寒に属するので胃腸にダメージを与え、吐き気や下痢を起こすこともあります。したがって胃腸が弱い人は慎重に使用しましょう。また長期服用もやめましょう。

漢方薬は体質を重視して処方するため、診断を誤って合わない人が服用すると症状の悪化を招く恐れがあります。

もし1ヵ月以上服用しても効果がみられないときは、何か別の病気が潜んでいるかもしれないので、医師に相談してみましょう。

        
        

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