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平胃散は代表的な胃腸薬となる漢方!

平胃散は、胃の働きを良くして消化不良による胃もたれや慢性胃炎などを緩和します。

胃腸の救世主「平胃散」

平胃散(へいいさん)は「食べ過ぎ・飲み過ぎ」に用いる代表的処方です。とても穏やかな方剤なので、もともと食欲がない・食が細い・冷たいものに弱い人は気軽に使えるため、常備薬として手元に持っているととても便利です。

暴飲暴食による胃の荒れや急性胃腸炎にもよく用いられます。胃を活発にさせて消化不良の状態を改善させ、停滞している水分の排泄を促します。

この効能により軟便や下痢にも効果があり、天候の崩れから湿度が高くなると体が重くなったり眠くなるといった体調不良を起こす方にもよい漢方薬です。

また胃腸はニキビとも深く関係しており、胃腸が悪い人はニキビが出来やすいという特徴があります。そして暴飲暴食やこってりとした脂っこいものを食べた後にニキビが出るのは、胃腸環境が悪化したことが原因のひとつといえます。

以上の点をふまえ、胃腸環境を整える力を持った平胃散はニキビも同時に解消してくれるでしょう。

平胃散の特徴

平胃散は、「胃の不調を平らか(安らか)にする散剤」であることから名付けられました。そして芳香化湿剤という一面もあり、これは香りの強い生薬で体の中の湿気を追い払う治療法です。

香りは気のめぐりを良くするとともに水分代謝を活性化させます。蒼朮・厚朴・陳皮の3つの生薬はどれも芳香性があり、吐き気を抑えて食欲を増す効果があります。これらの効果を使って胃腸を元気にします。

水分を排除する効力が強いので、体に必要なものまで抜いてしまうという危険性があります。なので体内の栄養や水分が足りなくて潤いのない人や、胃腸が虚弱な人、妊婦さんには処方を慎重にします。

平胃散は、胃腸が虚弱な方というよりは、水分が過剰なために起こる胃腸障害の症状の方に用いる漢方薬です

平胃散は胃腸薬の基本処方なので他の方剤との併用範囲が広いため、たくさんの処方で使われています。下痢止めや整腸薬を飲んでもなかなか効果を実感できないときは、さまざまな効果が期待できる「漢方薬」に頼るのも一つの選択でしょう。

平胃散の6つの生薬

平胃散の構成生薬は、胃腸によい次の6種類です。

蒼朮(ソウジュツ)

キク科ホソバオケラの根茎です。胃腸の働きを助けて、余分な水分を排泄する作用があります。水分代謝を盛んにします。

厚朴(コウボク)

モクレン科ホオノキの樹皮です。体を温め、緊張や痛みを緩和させる作用をもちます。食べ過ぎによる膨満感の改善効果があります。気を巡らせて食欲を増進する作用と 胃もたれ、吐き気、咳を抑える作用があります。

陳皮(チンピ)

ミカン科ウンシュウミカンの果皮です。日本産陳皮は、温州みかんの成熟した果皮を乾燥したものです。芳香により食欲を増進させ胃腸の働きを活発にします。そして、咳や痰を鎮める作用もあります。

生姜(ショウキョウ)

ショウガ科ショウガの根茎です。芳香と辛味により食欲を増進させ胃の働きを促進させます。体を温め、発汗させ、嘔気を止める作用があります。そして、咳や痰を鎮める作用があるので風邪薬の成分としても使われます。

大棗(タイソウ)

クロウメモドキ科ナツメの果実です。体を温め、緊張を緩和させます。下痢・腹痛に効果があります。

甘草(カンゾウ)

マメ科の甘草の根や根茎です。緊張を緩める働きがあります。他の生薬を緩和・調和する目的で多数の方剤に配合されています。さまざまな痛みを緩和させ、咳止めの効果もあります。

平胃散の味と飲み方

平胃散の味は、甘味を感じた後にわずかに苦味があります。医師から処方されるのは一般的にエキス剤といって顆粒のものですが、漢方薬はもともと刻んだものをお湯で煮出す「煎じ薬」です。やはり、本来の煎じ薬に近づけた状態で飲むほうが効果が期待できます。

前に説明しましたが平胃散は芳香化湿剤のため、オブラートなどで包んで服用すると味や香りの刺激が弱まり、十分な効果が得られない可能性があります。できればお湯で溶かして香りを嗅ぎながら飲むことをお勧めします

食前または食間の空腹時に服用するのが良いです。胃の中で生薬が食べ物と一緒になると漢方の有効成分が食物繊維に吸着され、効能が減弱してしまうことが分かっています。

また空腹時は胃の中が酸性になっています。酸性下だと漢方の主な有効成分(酸性)の吸収を速やかにして効果を促進し、そして一部の作用の激しい有効成分(アルカリ性)は穏やかに吸収されて副作用のリスクを抑えます。

このように漢方薬は空腹時に服用することでより良い効果を発揮できるのです。でも食欲がなくなったり吐き気がするようでしたら食後でもよいと思います。無理のないように服用してください。

甘草の適量投与に注意

平胃散は甘草を含むため、他の漢方薬と一緒に飲むときは甘草の適量投与に注意が必要です。大量服用により「偽アルドステロン症」という副作用の症状がでる可能性があります。

初期症状としては、むくみ・血圧上昇・筋肉のけいれんで甘草の成分のグリチルリチンによるものとされています。大事なのは、初期の段階で気づいて服用を止めることです。そして上記以外でも気になる症状が出たときは、速やかに医師の診察を受けてください。

その他にも、平胃散には厚朴という成分が含まれているので、妊娠中の方は注意が必要になります。厚朴は理気剤の生薬で気を巡らす作用があり、赤ちゃんが動きやすくなり流産しやすくなるとされています。

待ち時間や症状の説明など手間のかからないネット購入を利用されている方も多いと思いますが、漢方薬を長期間服用するならば、病院で処方してもらうのが適切でしょう。症状に合わせて処方を変えてくれたり、費用面でも保険がきくなどのメリットがあります。

漢方は副作用などいくつかの注意点を考慮すればとても良い薬ですので、上手に付き合ってください。

        
        

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