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【ヒトパピローマウイルス(HPV)】子宮頸がんとの関係やワクチンの副作用について

子宮頸がんとの関係や、ワクチンの副作用についてなど、すべての女性に知ってほしい予防知識を紹介します。
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女性であれば、一度は耳にした事のある「ヒトパピローマウイルス(HPV)」という存在…。一体どんな病気なのか、一度おさらいしておきましょう。

ヒトパピローマウイルス(HPV)とは…

ヒトパピローマウイルス(HPV)とは、別名を「ヒト乳頭腫ウイルス」とも呼ばれ、イボを作るウイルスの一種です。とてもありふれたウイルスで、性行為以外にスキンシップなどで接触感染しますが、子宮頸部(子宮の入り口付近)がヒトパピローマウイルス(HPV)に感染した場合には、「子宮頸がん」へと進行する恐れがあるとして注目を集めています。

性行為を経験した女性のうち80%もの方々が、知らず知らずのうちにヒトパピローマウイルス(HPV)へ感染した経験を持っていると推測されています。感染したうち、70%は1年以内に、90%は2年以内に自然に消失すると言われていますが、稀に長期間にわたり感染が継続していまい、そのうちにがん細胞へと進行する…というケースが存在します。ヒトパピローマウイルス(HPV)感染者のうち、子宮頸がんまで進行する確率は約0.1%

微々たる数字に見えますが、万が一罹患してしまった場合には、女性にとって重要な器官に大きなリスクを伴いかねない重大な事態になるでしょう。

子宮頸がんは、恐ろしい病気です!

国内では、1年間におよそ10,000~15,000人もの女性たちが子宮頸がんであると診断されています。さらに、年間3,500人ほどの女性たちが子宮頸がんによって命を落としている事も分かっています。加えて、近年では発症年齢が20代〜30代にも広がっている事を忘れてはいけません。たとえ一命を取り留めたとしても、「子宮」は誕生前の赤ちゃんを育む大切な器官。女性の人生に大きく関わる妊娠や出産について、悲しい決断を強いられてしまう可能性も十分に考えられます。

とても恐ろしい病ですが、原因がヒトパピローマウイルス(HPV)だと明らかになっているという事は、感染後の進行を食い止めれば予防できるがんである事にもつながっています。そのため、子宮頸がん予防の一環として、がん検診の重要性が叫ばれているのです。

ヒトパピローマウイルス(HPV)への感染から子宮頸がんにまで進行が進んでしまう前に、早期発見し正しい対処を受けましょう。

感染症を食い止めるワクチンがあります

ヒトパピローマウイルス(HPV)への感染そのものを食い止めるワクチンが存在しています。種類は2つ。どちらも「性交渉を経験する前に接種をスタートするのが望ましい」とされていますが、大人になってからでも受ける事が可能なワクチンです。

2つのHPVワクチンについて

  • 「サーバリックス」…初回接種の1か月後に2回目、初回接種の6か月後に3回目を接種
  • 「ガーダシル」…初回接種の2か月後に2回目、初回接種の6か月後に3回目を接種

上記のうち、どちらか一つを選択します。

接種をスタートした後に、別のワクチンへ変更する事はできません。かかりつけの医師に相談し、納得のできる選択をしてください。HPVワクチンの接種によって、7割の子宮頸がんを食い止める事が出来ると言われています。つまり、すべての子宮頸がんをワクチンのみで予防する事はできません。ワクチン接種後も、定期的ながん検診を受ける事をオススメします。

副作用について、話題になってたけど…

子宮頸がんワクチンについては、

「失神したり、意識がなくなったりするらしい…」
「とても痛い注射で、終わった後は腫れるって聞いた…」

などなど、一時期に副作用のリスクが話題になりました。

この話題から恐ろしいイメージを持たれた方も多いでしょうが、失神や痛み、注射後の腫れについては、他の薬剤・ワクチンの注射や、採血などでも起こりうる軽度な副作用である事が分かっています。

また、当時HPVワクチンを接種した年頃(10代)の男女には、強いストレス(注射への恐怖や痛み、興奮 など)をきっかけに自律神経のバランスが乱れ、失神してしまう事が他の年代よりも多く見られます。

話題となったHPVワクチンの副作用は、このような要素が絡み合って生まれたトラブルであったのではないか?という見方が強く、ワクチンの副作用を裏付ける出来事ではないと考えられています。

とはいえ、接種後に失神や足のふらつきがあったり、そのせいで転倒したり…という出来事があったのは事実。

このリスクを回避するためにも、ワクチン接種にあたっては注射への恐怖心が強まらない工夫や、接種後に横になって回復を待つ、などの対処が必要です。

もともと注射が苦手なタイプであったり、ワクチン接種に不安がある場合は、事前に医師や看護師にその旨を伝えておくと安心です。

        
        

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