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専業主婦も要注意!近年増加中の夏型過敏性肺炎とは

屋内に長くいるからこそかかりやすい「夏型過敏性肺炎」にご注意
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夏になると咳が続く、風邪を引きやすい…。そんな症状が何年も続くようだと、夏型過敏性肺炎かもしれません。この夏型過敏性肺炎、実は家の中で過ごすことが多い専業主婦がかかりやすい病気でもあるんです。

過敏性肺炎って何?

過敏性肺炎とは、カビや細菌、化学物質、動物性タンパク質などの有機物といった、それ自体は毒性や病原性を持っているわけではない物質によって、アレルギー反応が起こってしまう肺炎です。初めのうちはそれらの物質を吸い込んでも症状は出ませんが、繰り返し吸い込んでいるうちに、肺が過剰反応を起こすようになってしまうものです。

過敏性肺炎のうち、身近で起こりやすく、近年増えてきているのが夏型過敏性肺炎です。夏型肺炎とも呼ばれ、過敏性肺炎の中でも4分の3を占めるものになっています。6月頃から9月頃の夏になると症状が現れ、冬になると症状は現れません。

夏型過敏性肺炎の症状は発熱、咳、体のだるさ、呼吸困難感などで、風邪の症状によく似ていることから、夏風邪と間違われやすいという特徴があります。アレルギー反応を起こす物質がない環境に移ったり、風邪の治療として病院で処方された抗生物質を服用したりすることで、一時的に症状を抑えたり、改善させたりできるため、そのときは治ったように思われがちです。しかし、夏が来るとまた咳や熱などの症状が現れ、何年も繰り返すうちに肺の機能が弱まっていき、息切れ、肺の萎縮、呼吸不全といった症状にも繋がりかねません。

夏型過敏性肺炎が発症しやすい環境

夏型過敏性肺炎の原因は、トリコスポロンというカビの一種です。トリコスポロンは、湿気が多く日当たりの悪い場所で発生しやすく、家の中ではキッチンや洗面所、トイレ、浴室、畳の下などで繁殖しやすいものです。この夏型過敏性肺炎は、カビを吸い込み続けることでかかる病気、つまり、夏場でも屋内で家事をこなすことが多い、専業主婦がかかりやすい病気ということなんです。

カビが発生しやすい屋内、特に古い家屋や風通しの悪い家屋などでは、さまざまなカビが発生しやすく、夏型過敏性肺炎になりやすい環境であるといえるでしょう。キッチンや浴室など水気のある場所以外で注意したいのは、カビが発生しやすいエアコン周りです。エアコン内部にカビが発生していると、送風とともにカビの胞子が部屋全体に行き渡ってしまいます。

古い家屋だけでなく、新しいマンションなどの賃貸住宅も要注意。新しいマンションやアパートは気密性が高く、しっかり換気をしていないと、湿気やカビが発生しやすい環境を作ってしまいます。

夏型過敏性肺炎の治療法と予防法

夏型過敏性肺炎のもっともかんたんな治療方法は、肺炎が起こる原因であるカビを吸い込まない環境に移ることです。といっても、かんたんに転居することは難しいですよね。そんなときは、自宅でカビが繁殖している場所を徹底的に掃除し、カビを取り除きましょう。

浴室は市販のカビ取り剤を使ったあと、乾いた浴室を消毒用アルコールで拭くと、カビが発生しにくくなります。使用後には換気扇を動かす、窓を開けておく、湿気を拭き取るといった対策をすることでも、カビの発生を抑えることができます。キッチンや洗面所でも、使用後にはねた水をこまめに拭き取ることが、カビの発生を防ぎます。水はね用に古いタオルなどを置いて、使ったあとは家族みんなで拭き取るようにするとよいですね。

エアコンは、週に1回程度掃除するのが理想的です。それが難しいという場合は、季節ごとに大掃除をしたり、プロに依頼してしっかりカビ取り掃除をしてもらったりましょう。しばらく使用しないときには、最後の運転時に送風運転をしておくと、内部が乾燥してカビが発生しにくくなります。エアコンの運転だけでは屋内の空気を入れ換えることができないので、ときどき窓を開けて風を通すことも忘れないようにしましょう。

意外とカビが発生しやすいのは、カーテンに隠れた窓辺です。カビや結露が発生しないよう、こまめに掃除をし、ときどき窓を開けて換気をおこないましょう。

古い畳がある場合は、畳だけでなくその下にある木がカビたり腐ったりしている可能性があります。古くなり腐った木は、表面だけカビ取りをしても再びカビが発生することがあるので、新しい木と取り替えましょう。カビが入り込んだ可能性がある畳も、新しいものと取り替えるのが理想的です。

夏型過敏性肺炎を治療するには、その原因であるカビを徹底的に取り除くこと。そして予防には、再びカビを発生させない環境を作ることが大切です。

夏型過敏性肺炎にもっとも効果的な治療法は、カビが発生していない住居への転居や、カビを排除するためのリフォームです。しかし、転居やリフォームはなかなかかんたんにできるものではありませんよね。夏型過敏性肺炎を予防するためにも、まずはカビを徹底的に取り除き、普段からカビが発生しにくい環境づくりができるように心がけましょう。

        
        

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